華子の知らない世界  

歴史も都市伝説も大好きな華子のブログです。

アンのふくらんだ袖と女性達の縫い物仕事

アンの3枚の服

アンの寝室とふくらんだ袖

当時の女性達は

少女達も大人もワンピースとエプロンというスタイルが主流でした。

そして大流行していたパフスリーブ(ふくらんだ袖)。

マリラのお手製

グリーンゲイブルズに来たアンにマリラが縫ってくれたお洋服は全部で3枚でした。

1枚目はどんよりしたお色のギンガム生地のワンピース。

2枚目はもの凄く地味な可愛くないワンピース。

3枚目は嫌なお色の地味過ぎるワンピース。

 どれも実用的で機能的なデザインでしたが、一切飾りはありません。

アンが憧れるふくらんだ袖でない事は当然でした。

無駄な生地を使わない主義のマリラの仕立てですから。

 アヴォンリーの村でも、この様に地味過ぎる服装の女の子はいません。

マリラが縫った3枚のお洋服を見たアンはガッカリします。

実のところアンは、マリラがミシンを踏んでいる時からずっと期待していたのでした。

もしかしたらふくらんだ袖かも知れない!と。

 

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この頃のアンと同年代の少女達は、心がウキウキする様なお色のワンピースにスカート。全面を覆うエプロンを重ねており、髪や帽子も華やか。

マリラの好みの服装は、アンをかえって目立たせていました。

 当時の女性達は普段着の衣類は自分で縫ってしまいました。

洋服の型紙の貸し借りも、頻繁に行われています。

ここにも、物を大切にする習慣を垣間見る事が出来ます。

 大親友のダイアナは勿論の事、アヴォンリーの女の子達は皆可愛らしく華やかな服装をしています。

お出かけ時は更にお帽子をかぶります。

服装に合わせた可愛いものを。

アンの想像力がいくら豊かでも、彼女達を目の当たりにするとがチクっとなります。

 

ある日、ひとりで出掛ける事になった朝。

道すがら自分の帽子に野の花を乗せアンはウキウキと向かいました。

マリラはそれを知りアンを叱りました。

マリラの方針は変わりません。

心の内面が大切であると。

無駄のないサッパリとした服装が1番良いのだと。

 

 

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そこには年頃の女の子が抱える心の悩みが入り込む隙間はなかったのでした。

※アンとギルバートの新居をマリラとリンド夫人が訪問した時の事です。

整頓され清潔なキッチンを見て、リンド夫人はマリラの躾は大したものだと関心します。

 

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少女の頃夢中で観たアニメバージョンです!登場人物達は勿論、背景の花々や小物達にも注目を。映像の中でアン達の毎日が動いています!

一大決心

アンがグリーンゲイブルズに来て2年目の冬。

アン達が通うアヴォンリーの学校である計画が持ち上がりました。

生徒達が参加する音楽会の開催です。

アンもダイアナもワクワクした高揚感に包まれました。

 

放課後、彼女達は歌や劇の練習に励んでいました。

 ある日、グリーンゲイブルズに女の子達がきゃっきゃと集まっていました。

隠れる様に身を覗かせながら見たマシュウは思います。

アンは他の女の子達とどこかが違う・・・

目はキラキラと輝き表情も生き生きとしている。

他のどの女の子にも負けていない。

でも、一体どこが違うのだろうか????

 

 マリラはマシュウが何か悩んでいると気がつきます。

彼が悩んでいる時や考え事をする時は必ずこの雰囲気だったから。

でも聞いたところでどうせ私には言わないだろう。

言いたくなったら自分から切り出すだろうと、素知らぬふりをしています。

マシュウ気がつく

マリラは素知らぬふりをしていました。

 袖だ!

マシュウはとうとう気が付きました。

他の女の子達と服が違うのだ!!!!

町での買い物

マシュウは決心します。

アンにプレゼントしようではないか!

早速彼は町にドレスを買いに出かけました。

 

行きつけ店は最近女性店員がいるのでマシュウには難関です。

決まった物を買うのであれば問題はないのですが

女の子用のドレスを買わなくてはなりません。

ふくらんだ袖の交渉もしなくては!

そうなると別の店が良いと彼は判断しました。

 

ですが、そこにも耳や手首をキラキラさせた若い店員がいたのです!

マシュウはドレスが欲しいと言い出せぬまま

必要無い質の悪い黒砂糖や季節外れの種などを買い

帰宅する事になってしまったのでした。

リンド夫人

 こうなってはリンド夫人に頼むしかない。

マシュウの頼みを夫人は快く引き受けてくれます。

彼はふくらんだ袖を希望しました。

 

リンド夫人は驚きます。

あのマシュウが女の子の服の流行を口にするとは!

リンド夫人は任せて!と胸を張りました。

マシュウはホッとしました。

 

※のちに彼女はグリーンゲイブルズでマリラと同居を始めます。

イザコザが起きない賢い振る舞いに関心させられます。

 

夢のような日

ついにその日がやって来ました。

 マシュウがアンに手渡したプレゼントは

綺麗な茶色のドレスでした!

レースやフリルがあしらわれたツヤツヤした生地。

でも1番綺麗で素晴らしく素敵だったのは袖でした。

 

可愛らしいリボンが飾られ2段に仕切られた

大きなふくらんだ袖!!!

マシュウからのプレゼントは多弁なアンを無口にさせます。

言葉が出なかったのです。

 

その上、ダイアナの叔母さんからも素敵で綺麗な靴が到着します。

夢にまで見た ふくらんだ袖のドレスとそれに合う靴。

最高の日となりました。

ふくらんだ袖増える

その後は

マリラも ふくらんだ袖のお洋服を作ってくれる様になります。

自分がふくらんだ袖で仕立てないと またマシュウが誰かにお願いすると

思ったからでした。

マリラのプライドの表れでしょう。

 

※大人になった今、思います。

最新流行のお洋服を仕立てる楽しさをマリラも知ったからでは?ないかな?と。

マリラだって女性ですもの。

手作りの良さ

カナダの冬は長く厳しい為でしょうか。

家の中で出来る実益と趣味をかねそなえたお裁縫は、家事の中で人気がありました。

そして女性達の手から綺麗なベッドカバーやクッションカバーも作られ伝統品になりました。

ギルバートと結婚する時にも

アンのお嫁入り道具の中には、自分で刺繍した布巾がありました。

新婚生活への夢がつまっている心温まる小物です。

 

 小花柄楽しげな色合いの布を見つけると嬉しくなり集めてしまいます。

つい最近も、ドレッサー掛けを作り余った布でスリッパを縫いました。

気分は、すっかりアヴォンリーの村民です。

 

手作りの小物達は、私に贅沢な時間を与えてくれます。

手を無心に動かしていると、あっと言う間に時間は過ぎます。

出来上がった小物達への愛情があふれます。

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お花畑の様な心踊るキルトカバーです。お部屋を色鮮やかに彩ります。