華子の知らない世界  

歴史も都市伝説も大好きな華子のブログです。

飛鳥時代の食文化とお献立

日々のお献立

飛鳥時代・万葉の人々の食事献立

飛鳥と言う時代

日本」と言う単語が初めて使用されたのが飛鳥時代と言われています。

それまでは「倭(わ)」と呼ばれていました。

食生活が安定し社会が確立する飛鳥時代です

お米のアレンジ

 飛鳥時代・万葉の人々の毎日のお食事はどの様なものだったのでしょう。

お味は、醤(ひしお)やお塩やお酢などがあり調味料の種類は多かった様です。

主食であるお米ですが、現代の炊き方のものは「固がゆ」と呼ばれていました。

女性や幼児が食べていた事から「姫飯」(ひめいい)とも言われました。

 

飛鳥時代に言うおかゆは「水がゆ」。

当時の普段の炊き方のものは「強飯」(こわいい)と言います。

貴族達は、精米したお米を食べていました。

稲作を始めた当初は、お米を蒸していた様ですが徐々にお水を加え炊く方法に変わっていきます。

お米の蒸し方

①穴を開けた板の上にこしきと言う土器を乗せる

②その上に布をかぶせお米を入れる

③お米にふたをして下から上がってくる湯気で蒸す 

 

お米を炊くには火を起こす為のかまど・お湯を沸かす為のかめ・お米入れる為の

こしきと言う3つの種類の土器が使われました。 

最近の研究によりますと、稲作をしてお米を主食にしたのは3~4千年前の頃だとされます。

今の様な本格的な形になるのは、ずっと後で2400年前頃だそうです。

稲だけなく麦やヒエも作られ主食になりました。

 

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美味しく炊けたご飯をいっぱい食べたい!ほかほか待ちきれない!お米はいつも大人気!

金属の食器

一部の人々は、金属で出来た食器を使っていました。

これは、大陸から渡って来た文化のひとつです。 

お箸は弥生時代に日本に伝来しましたが、この頃は木で作られたスプーンでお

食事をし、お箸を使うのはごく一部の人々だけだったとされています。

 

当時のお箸は現代とは違い、細く加工した1本の竹を曲げたタイプです。

それは、折り箸と呼ばれていました。

現代で言うトングの様な形でしょう。

一部の人々のメニュー

飛鳥時代の1日のお食事の回数は2回。

ご前中の10時頃と午後の4時頃だった様です。

栗や木の実やミカンなどの果物・お豆のお吸い物。

鯛・アワビ・ふな・海老など海の幸もふんだんに並びます。

品数はかなり多かった様です。

時には干したお肉まで。

 

また、牛乳も好まれており習慣的に飲んでいたと言います。

牛乳は飲むだけなく加工もされていました。

製造方法は、牛乳を時間をかけて煮詰めるチーズの様なもの。

蘇(そ)と呼ばれていました。

飛鳥時代牛乳を煮詰めて作った蘇

牛乳を使ったお料理としては、お魚やお野菜をたっぷり入れて煮込んだ

お鍋もあった様です。

体に必要なたんぱく源は、お肉よりもお魚が多かったのです。

公共のお献立

公共の勤務先には、彼らにお食事を提供する部署がありました。 

早朝から深夜まで働く者達も多かった為です。

勤務時間が長いので、1日2回のお食事の他にも間食が許されていました。

お米(ご飯)・お魚の煮付け・お野菜の酢の物・お漬物・お野菜のお味噌汁

おかずに自分でお味を付ける為のお塩が基本のメニュー。

時には、川魚や鹿などもお献立に上がりました。

食器

一部の人々は金属の食器でお食事をしていましたが

土師器(はじき)と言う素焼きの器や須恵器(すえき)と言う高温で焼かれた土器、そして木

製の器が使われています。

家庭のお献立

各家庭でのお献立は、実際は良く分っていないそうです。

おそらく、縄文時代や弥生時代と大差無く延長上であっただろうと考えられています。

基本のメニューは、一汁一菜で一食400キロカロリーくらいだったと言われています。

都に働きに来た人々の中には、栄養が追いついていない人々もいたと言います。

労働力とお食事のバランスが合っていなかったのですね。

400キロカロリーを1日2回では、確かに足りていません。

 

最近の調査研究では、この時代の竪穴式住居の炉やかまど跡から当時の人々の食べ物状況が分って来ました。

土壌分析によると、お米・麦・栗・胡桃・梅や桃や真イワシや鳥などの動物由来の物質が検知されています。

この事から、お米などの穀物と真イワシなどの動物性たんぱく質を摂っていた事が分ります。

食文化まとめ

この頃のご馳走と言いますと干したお肉やアワビなどでした。

毎日のお食事だけでなく、お食事以外の嗜好品も多かった様です。

夏は、冬の間に切り出した氷を削り甘いシロップをかけた削氷(けずりひ)もありました。現在のカキ氷です。

シロップは「あまずら」と言う植物から作ったそうです。

 

日々のお食事の安定により、人々の食生活は楽しさや豊かさを求める様になっていきました。

食生活の安定には、コミュニティーの発展が不可欠です。

コミュニティーの発展には、人が人を思いやる力が必要になります。

食生活の安定が社会の安定に比例する事が分ります。

 

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